院長ブログ(旧)
2010年12月10日 金曜日
酸化ストレスとビタミン
今年最後の学会「日本美容抗加齢医学会」が11月28日横浜で行われました。
この学会は毎年参加しているのですが、普段の診療で少し困っているようなことに焦点を当てています。
昨年は手のリジュビネーションで、これをヒントにエアージェントによる手のリジュビネーションを開始しました。
そこで参考になった講演の中から酸化ストレスとビタミンについてご紹介します。
加齢(老化)を促進する因子として体内の酸化ストレスが知られるようになってきました。
この酸化ストレスを抑えることが内面的なアンチエイジングにつながるのですが
そのためには酸化ストレスがどのように老化につながるかをまず知る必要があります。
ヒトは生命活動をするに当たって常に一定量の活性酸素が産生されるため、
常に活性酸素に暴露されます。
また生命活動のエネルギー源の一つに糖がありますが、生体内では常に蛋白質を糖化しています。
蛋白質が糖化されて産生されるアマドリ化合物(ヘモグロビンA1cやグリコアルブミン)が
さらに後期産生生成物(AGE)となり、これにより活性酸素を発生させます。
また糖化は生体の抗酸化力を抑制し、フェントン反応により毒性をある銅イオンが産生されます。
こうして加齢が進むのですが、皮膚を例をあげるとコラーゲンが糖化することで、コラーゲンが破壊されシワたるみが生じます。
つまり糖化が老化につながるので、
老化(糖化)を抑制するには糖質摂取による血糖上昇をいかに抑えるかが重要になります。
これには食後の血糖上昇が摂取した食事のエネルギー量ではなく、主に炭水化物量が影響するので
摂取するカロリー量ではなく食事の炭水化物量に着目した食事療法と血糖コントロールが必要です。
最近の糖尿病の食事療法も食事のカロリー量ではなく、この炭水化物量をコントロールするカーボカウントに変わってきています。
カーボカウントでは炭水化物15gを1カーボと考えて、摂取量を決めます。
例えば1日16カーボに抑える必要がある人は、
朝昼夕を5カーボずつ+間食を1カーボのように割り振って制限しますが、
その範囲内なら何を食べてもよいことになります。
このカーボカウントを利用し
1日のカーボカウント(1日必要カロリー量2000Kcalの場合20カーボカウント)を減らす食事療法をすると
体内での糖化を抑制し、老化予防や肥満解消につながります。
ではすでに起きてしまった生体内の酸化を抑えるにはどうすれば良いでしょうか?
これには抗酸化ビタミンであるビタミンC、E、P、B群を効率良く摂取することで
老化を抑えることが可能になります。
すでに当院では抗がん作用やアンチエイジングを目的にしたレシチンでナノカプセル化したビタミンCであるリポ・スフェリックビタミンCを取り扱っていますが、抗酸化ビタミンであるビタミンB群をすべて含んだリポ・スフェリックAGEブロッカーの取り扱いを開始しました。
この中に配合されているビタミンB2,6は過酸化脂質の代謝改善作用、
葉酸やB12は抗酸化作用そしてB1,6は糖化抑制作用があります。
つまりビタミンB群は脂質代謝改善作用があり、
糖化抑制作用と併せて抗酸化作用を有し、内面的アンチエイジングを期待できます。
もちろんリポ・スフェリックビタミンCと同様レシチンでナノカプセル化されていて、
高い吸収が期待できます。
この学会は毎年参加しているのですが、普段の診療で少し困っているようなことに焦点を当てています。
昨年は手のリジュビネーションで、これをヒントにエアージェントによる手のリジュビネーションを開始しました。
そこで参考になった講演の中から酸化ストレスとビタミンについてご紹介します。
加齢(老化)を促進する因子として体内の酸化ストレスが知られるようになってきました。
この酸化ストレスを抑えることが内面的なアンチエイジングにつながるのですが
そのためには酸化ストレスがどのように老化につながるかをまず知る必要があります。
ヒトは生命活動をするに当たって常に一定量の活性酸素が産生されるため、
常に活性酸素に暴露されます。
また生命活動のエネルギー源の一つに糖がありますが、生体内では常に蛋白質を糖化しています。
蛋白質が糖化されて産生されるアマドリ化合物(ヘモグロビンA1cやグリコアルブミン)が
さらに後期産生生成物(AGE)となり、これにより活性酸素を発生させます。
また糖化は生体の抗酸化力を抑制し、フェントン反応により毒性をある銅イオンが産生されます。
こうして加齢が進むのですが、皮膚を例をあげるとコラーゲンが糖化することで、コラーゲンが破壊されシワたるみが生じます。
つまり糖化が老化につながるので、
老化(糖化)を抑制するには糖質摂取による血糖上昇をいかに抑えるかが重要になります。
これには食後の血糖上昇が摂取した食事のエネルギー量ではなく、主に炭水化物量が影響するので
摂取するカロリー量ではなく食事の炭水化物量に着目した食事療法と血糖コントロールが必要です。
最近の糖尿病の食事療法も食事のカロリー量ではなく、この炭水化物量をコントロールするカーボカウントに変わってきています。
カーボカウントでは炭水化物15gを1カーボと考えて、摂取量を決めます。
例えば1日16カーボに抑える必要がある人は、
朝昼夕を5カーボずつ+間食を1カーボのように割り振って制限しますが、
その範囲内なら何を食べてもよいことになります。
このカーボカウントを利用し
1日のカーボカウント(1日必要カロリー量2000Kcalの場合20カーボカウント)を減らす食事療法をすると
体内での糖化を抑制し、老化予防や肥満解消につながります。
ではすでに起きてしまった生体内の酸化を抑えるにはどうすれば良いでしょうか?
これには抗酸化ビタミンであるビタミンC、E、P、B群を効率良く摂取することで
老化を抑えることが可能になります。
すでに当院では抗がん作用やアンチエイジングを目的にしたレシチンでナノカプセル化したビタミンCであるリポ・スフェリックビタミンCを取り扱っていますが、抗酸化ビタミンであるビタミンB群をすべて含んだリポ・スフェリックAGEブロッカーの取り扱いを開始しました。
この中に配合されているビタミンB2,6は過酸化脂質の代謝改善作用、
葉酸やB12は抗酸化作用そしてB1,6は糖化抑制作用があります。
つまりビタミンB群は脂質代謝改善作用があり、
糖化抑制作用と併せて抗酸化作用を有し、内面的アンチエイジングを期待できます。
もちろんリポ・スフェリックビタミンCと同様レシチンでナノカプセル化されていて、
高い吸収が期待できます。
リポ・スフェリックAGEブロッカー(30包、1ヶ月分) 10,500円
投稿者 佐井泌尿器科・皮フ科クリニック | 記事URL